こんにちは、千葉住みのチーバBB(バイクバカ)です。
ハーレーディーラーの店長さんで、「ハーレーで人生を変えろ!」が口癖の方がいますが、ハーレーダビッドソンを手にして以来、人生が変わり始めてきたことを肌で感じています。
いい歳してと言われるお年頃ですが、いい歳だからやらねばならないこともあるわけで、周りに何を言われようがこの道を極めたい。
筆者にとってバイクバカという言葉は最高の褒め言葉、バカも極めれば苦労を知らない天才を凌駕出来ると思っているので、これからもバイクバカを貫きます!!
今回はハーレーのお手軽カスタマイズの一例をご紹介。
タイトルは『ハーレーのマフラー交換をすることで得られる効果は?お手軽カスタム紹介』です。
- ハーレーのマフラー交換は定番中の定番
- ハーレーのマフラー交換をしたがるのはなぁーぜ?得られる効果は?
- マフラー交換の単位はフルエキタイプとスリップオンタイプに分けられる
- 筆者の選択はスリップオンタイプの純正品⁉どういうことか種明かし
- 北米仕様の音量アップのキーはパンチアウト加工
- DIY作業中に起きた事件
- 部品はヤフオク、作業はDIYした結果の交換総費用
- 排気音のビフォーアフター
- まとめ
ハーレーのマフラー交換は定番中の定番
前回の記事ではハーレーのカスタマイズにあまりお金をかけずに行う方法を公開しました。
また、筆者が購入したハーレー認定中古車に既に換装されていたカスタマイズ部品の中で付いてて良かったベスト3はコレだという記事も公開しています。
今回は、新たに行ったカスタマイズについて詳細をお伝えしていきます。
部位はマフラーの交換です。
これは言わずもがな、ハーレーのカスタマイズにおいては定番中の定番の部位になります。
ハーレーのマフラー交換をしたがるのはなぁーぜ?得られる効果は?
その前に、基本的な話になりますが、マフラーとは下記画像の〇の部分を指します。
さあここでハーレー乗りがこぞってマフラー交換をしたくなるのはなぜなんでしょうか、理由をなぁーぜ?なぁーぜ?し、その真意を探ってみました。
マフラーが腐食して穴があいたわけでもないのに、ノーマルの静かな音のマフラーを、なぜわざわざ高い費用をかけて交換するのか?、また、併せて得られる効果についても考えてみました。
- 排気音で個性の主張が出来るから
- 体をむき出しで走るバイクは、エンジン音が良く聞こえるので音でも走りを楽しみたいから
- ノーマルマフラーの排気音は静かで物足りないから
- バイクはクルマ(4輪車)の死角に入りやすいので、存在に気が付いてもらうために排気音量が大きい方が良いと考えるから
- 車体の中央から後部にかけて位置する部品なので、カスタマイズした場合に視覚的な変化も期待出来そうだから
以上が主な理由と、予想出来る効果ではないでしょうか。
筆者も、2,3,4の理由からこのたび自身のマフラー交換を行ってみました。
マフラー交換の単位はフルエキタイプとスリップオンタイプに分けられる
ノーマルマフラーは、エンジンのつけねから始まるエキゾーストパイプと、リヤタイヤ周辺に位置して消音を司るサイレンサー部分とで構成されています。
エキゾーストパイプは単純なパイプであり、ほとんどの場合で遮熱板が無いので、エンジン回転中は非常に高温となります。
一方のサイレンサー部分はライダーの下半身の周辺を通っているので熱対策のために遮熱板は必須となり、また消音を司るので部品はエキパイの何倍も太い形状となっています。
マフラーを交換する場合にその交換単位は、フルエキタイプとスリップオンタイプに分けられます。
フルエキとはフルエキゾーストの略で、エンジンのつけねから出るパイプはサイレンサー部分と分割構造になっていない一体物です。
【フルエキのメリット】
フルエキのメリットは、エンジンの排気をする部位のつけねから、そっくり交換するので視覚的な変化が大きくなることです。
また、音の変化も後述するスリップオンより大きいです。
【フルエキのデメリット】
DIYする場合、スリップオンより作業難度が上がることです。
また、お値段もスリップオンより高くなる傾向があります。
さらに、ハーレーのフルエキは爆音傾向になるケースが多いので、あまり大きな音にはしたくない方は、You tuberの紹介する排気音動画を参考にしてマフラーを選ぶと良いでしょう。
下記のマフラー比較動画はとってもわかりやすく、筆者も大いに参考にしました。
【スリップオンのメリット】
スリップオンのメリットは、サイレンサー部分のみの交換になるので作業がフルエキよりは楽になる傾向があること。
また、部品がフルエキより短い単位なので値段が安い傾向にあります。
【スリップオンのデメリット】
スリップオンのデメリットは視覚的には大きな変化がない点です。(あえて大きな変化を好まない人にはメリットになりますが。)
筆者の選択はスリップオンタイプの純正品⁉どういうことか種明かし
ではでは筆者の選択したマフラーカスタマイズを紹介しましょう。
交換するマフラーのタイプはスリップオンタイプにし、メーカーは純正品としました。
んっ?純正品?何それ?とお思いのことでしょうからどういうことか種明かしをします。
選択したマフラーは純正ではありますが勿論日本国内仕様ではありません、北米仕様の純正品となります。
北米仕様マフラーとの違いは音量です。
先ほどの動画の中でも紹介されていましたが、ノーマルの排気音量では物足りないけど、爆音にもしたくないという考えの方にピッタリのマフラーです。
交換前の日本国内仕様のマフラーと比較すると、走行する地域が北米向けのマフラーの仕様には排出ガス規制や排気音量規制がないため、エンジンの素が出ます。
もっとも単純に北米仕様のマフラーに交換しただけではエンジンは日本国内仕様のため、エンジンのトルクアップや出力アップは望めませんが、排気の対になる吸気側のエアクリーナーもノーマルから吸気効率の良い物に交換し、インジェクションチューニングまで行えば、エンジン本来の力を発揮することも期待が出来ることでしょう
今回筆者は吸気側の部品交換やインジェクションチューニングまでは行わず、単純に音量アップだけを狙って北米仕様のマフラーにしました。
そのメリットは、ヤフーオークション(通称:ヤフオク)で取り扱いがあったため費用を安く抑えられ、かつ、出品者の中には即決ならば、遮熱板に穴をあけて音量をアップするパンチアウト加工を無料でしてくれる人がいるのを見つけられたことになります。
また、爆音に変貌することは周りの目もあるので、そうはしたくありませんでした。
爆音にしたり相当な音量の変化を望むのであれば、社外品のマフラーに交換すれば効果は大きいのですが、そうすると部品値段が相当額増してしまい、提唱する『ハーレーのカスタマイズにあまりお金をかけずに行う方法』に反しますので。
だから、安くて効果もそこそこ見込める費用対効果の高い北米仕様のマフラーにしたのです。
北米仕様の音量アップのキーはパンチアウト加工
実は、マフラーを北米仕様にただ換えるだけでは、ノーマルと比べ音量アップの効果のほどはさほど期待が出来ません。
そこでキーとなるのはパンチアウト加工といって、マフラー内部の遮熱板に穴をあけることで音量アップが見込める加工を、無料でやってくれる出品者さんをヤフオクで見つけて購入しました。
なお、排気騒音の音量のビフォーアフターは数値で計測していませんが、車検が通らないのは確実です。(車検が通る排気騒音はアイドリング時で96デシベルと言われており、それがノーマルマフラーでは93デシベル、北米仕様は102デシベルとの方があり、パンチアウト加工することで103デシベル以上になることは必至です。)
よって、車検前にノーマルへ戻す必要があることはお伝えしておきます。
もっともそれは社外品のフルエキタイプ、スリップオンタイプに換えた場合でも同様で、確実に車検は通らないと思ってください。
また、あけてもらった穴の大きさは、youtuberさんによっては12ミリでは変化なし、16ミリが推奨という方もいらしたので、中間をとって14ミリであけてもらいました。
DIY作業中に起きた事件
購入~部品着後、作業は勿論DIYしました。
なお、交換にあたり再使用出来ないマフラーのガスケットはハーレー正規代理店のCITY柏さんで調達しました。
CITY柏には親切なスタッフさんが多く、ついつい頼ってしまいます。↓↓
交換はマイファクトリーのバイクコンテナ内で大汗をかきながら行いましたが、DIY作業途中、2本出しの上のマフラーを固定するボルトを緩める工具がすき間がなくて使えないことがわかり、作業を中断するという事件が起きました。
緩めるのも締めるのも力が入るソケットレンチを使用したかったのですが、工具を入れるスペースがなくてL字型のレンチを購入しなければならず作業は一旦中断しましたが、再開後はスムーズにいき、延べ1時間も作業時間はかかっていないです。
部品はヤフオク、作業はDIYした結果の交換総費用
筆者の目指すカスタマイズコンセプトは『お金をあまりかけずに行う』なので、
部品はヤフオクから調達し、作業はDIYにて済ませた結果、、
・マフラー代:41,600円(パンチアウト加工14ミリは無料、部品の程度は交換時300マイルしか走っていない良品)
・マフラーガスケット代:個数は2個で7,700円
交換総費用合計:49,300円
ちなみに作業をお店に頼んだら(車検対応ではないので現実的には頼むことは出来ません。)最低でも工賃は6,000円はかかるでしょう。
また、部品を社外の新品から選んだとしたら、種類にもよりますが相場80,000円位はしますので、このカスタマイズはかなり安く収めることが出来たと思っています。
排気音のビフォーアフター
では肝心な、マフラーの排気音の音量と音質の変化を示すビフォーアフターをお伝えします。
交換後、アイドリング時の低音が2割り増し位になったようです。
でもその程度ですから、車庫のある住宅街でも苦情が出る心配は全くなさそうです。
一方で最も大きな変化を感じることが出来たのは、エンジン回転を2500回転以上まで引っ張って加速した時です。
『ドロドロドロッ』と重低音のドスの効いた咆哮がしました。
これを聞いた時、どこかで聞いた音だな?と考えていたら、わかりました。
映画『ワイルドスピード』の劇中で主人公であるドミニクトレッドが駆る、ダッジ・チャージャーV8エンジンのサウンドにやや似ています。
音質が近いのはどちらもアメリカ産だからでしょうか。
以上の結果から、マフラー交換後のエキゾーストサウンドの変化には大満足ですので、このカスタマイズは大成功だったと言えます。
まとめ
過去記事で紹介した『ハーレーのカスタマイズにあまりお金をかけずに行う方法』を筆者自ら実践するべく、筆者の愛機2020年式FXSTに、ハーレーのカスタマイズにおいては定番中の定番であるマフラーの交換を施してみました。
カスタマイズ費用を抑えるため部品はヤフオクで購入し、交換作業はDIYしました。
交換するマフラーは試行錯誤した結果、ハーレーアメリカ純正品の北米仕様マフラーとし、オプションとして内部の遮熱板部に特殊なドリルで14ミリの穴あけをするパンチアウト加工をオーダーしました。
作業はDIYなので、カスタマイズにかかった費用は部品代のみの49,300円ととっても安価で出来ましたが、作業時間は1時間ほどで楽なDIYとなりました。
肝心のマフラー交換後のエキゾーストサウンドの変化ですが、アイドリング時こそ低音が2割増し程度で大人しいのですが、エンジン回転を2500回転以上引っ張るとドロドロドロっというV8エンジンのような重低音のパンチが効いたサウンドへと変貌しました。
これなら、お出かけ時と帰宅時にエンジン音がご近所へ迷惑をかける心配はなさそうだし、爆音過ぎて運転する本人が耳障りなってしまう心配もないし、V8エンジンのような咆哮するサウンドを聞きたい時はエンジンを2500回転以上まで回してやればいつでも再現が出来るので結果としては大満足でこのカスタマイズは大成功と言えます。
以上、最後までお読みいただきましてありがとうございました。