- スコア100切りにはアイアンショットの安定が必要
- クラブフェースの開閉が少ないのでアマにはメリットたくさん
- 完全スクエア打法に適したグリップ(スクエアグリップが〇)
- 完全スクエア打法の習得方法、わずか100球でアイアン巧者に
- 完全スクエア打法の注意事項
- スイングフォームはイマイチかもしれません
スコア100切りにはアイアンショットの安定が必要
最近のブログの中で取り上げた左足下がりのライでは、ダフる位置にボールを置いてハンドファーストのアドレスをとること、しかし、そこで一般的なスイングをしたのでは大きくスライスするボールが出てしまうので、ひと手間加える必要があると説明しました。
そのひと手間とは、テークバックの初期に左手首を手のひら側に曲げたら、その状態をキープしてトップオブスイング~インパクトを迎えることだとも説明しました。
この打法は完全スクエア打法といい、左足下がりのライのみならず様々な場面で有効な打法となりますが、練習量の少ないアマチュアに向いていると言われます。
それは何故か?
クラブを持って素振りをしてみてください。
右打ちゴルファーの場合、テークバックでクラブフェースが右腰の高さにきた時に、
クラブフェースはどこを向いてますか?自然にテークバックしてクラブが腰の高さまで来た時には、恐らくクラブフェースはボールに向いておらず開いている状態(オープン)になっていませんか?
その後のトップオブスイングでのクラブフェースは、体と同じ方向(正面)を向いていると思います。
続いてダウンスイングでは、クラブフェースは開いたまま降りてきて、インパクトではジャストタイミングでスクエアに戻さないといけません。
それって練習量の少ないアマチュアには難しい作業だと思うのです。
インパクト時にジャストタイミングでクラブフェースをスクエアに戻す作業があることが、初心者にスライサーが多いと言われる要因の一つになっているのは間違いないと考えます。
クラブフェースの開閉が少ないのでアマにはメリットたくさん
かたや、完全スクエア打法ではテークバックの初期に左手首を手のひら側に曲げることで、クラブフェースは閉じている状態でトップオブスイングを迎え、ダウンスイングでも閉じたまま降りてくるので、インパクトでスクエアに戻す作業がありません。
この完全スクエア打法で打つとアンジュレーションやボールの位置に関係なく、クラブフェースがスクエアな状態でインパクトを迎えるのでボールは真っすぐ飛びます。
スライス解消に大変有効なほかに、ミドルアイアンの方向性は格段に上がり、ショートアイアンは距離のバラつきが減ります。また、ボールの位置を変えるだけで高低の打ち分けが簡単に出来るようになります。
スコア100切りにはアイアンショットの安定が求められますが、この打法をマスターすればスコア100切りはグっと近づきます。
完全スクエア打法に適したグリップ(スクエアグリップが〇)
習得にあたり、大事な条件があります。
グリップの型です。
現在、左手の甲が目標を向くスクエアグリップに握っている方にオススメします。
かたや現在、左手の甲が天を向く位フックグリップに握っている方で、そのグリップを変える気が無い方には習得は難しいです。
(左手の甲が天を向く位フックグリップに握ると、左手首を手のひら側に曲げることが難しい為です。)
完全スクエア打法の習得方法、わずか100球でアイアン巧者に
完全スクエア打法のグリップ、スイングの始動からトップオブスイングまでを写真で紹介します、ご確認ください。




ボール位置は、ショートアイアンでアドレス時のグリップ位置より10cm位右にくるよう(私は右効き、レフティーなら左になります。)にハンドファーストの形をとって、両足外側が肩幅位になるようスタンスをとります。
練習場でトップオブスイングでのクラブフェースの向きをチェックしながら、ショートアイアンでボールを打つことから始めます。
インパクト時もハンドファースト状態を維持するイメージで振ります。(実際には手首の角度は解けてしまうのですが。)
左手首を内側に曲げる度合いですが、少し曲げる、大きく曲げるを試してみてあなたに合った角度をみつけてください、飛んでいく球筋を見ながら調整してみてください。
PWで打ち方に慣れたら、8番アイアン、6番アイアンと番手を上げてみてください。
番手を上げるにつれ、ボールの位置が数センチ左にくるよう立ち直します。
グリップとスイングテンポは変えません。
インパクト時もハンドファースト状態を維持するイメージで振るのは同じです。
100球も打てば、ほぼ習得出来るほど簡単な打法です。
あとはコース上で2ラウンドも実践すれば完全マスター出来ることでしょう。
私の場合この完全スクエア打法に出会う前にスコア100切りはしていましたが、もっと早く出会えていたら、より短期間で100が切れていたに違いありません。
完全スクエア打法の注意事項
完全スクエア打法は100球も打てば、ほぼ習得出来るほど簡単な打法ですが、数点の注意事項がありますのでお伝えします。
力一杯スイングしないでください。
力一杯スイングしてしまうと、折角の方向性の良さが著しく悪くなります。
大きな体重移動は必要ないので、体重移動は小さくゆっくり行ってください。
インパクトで手首を返す必要もありません。意識的に行うとクラブヘッドがグリップより先行し引っかけが出ます。
それから、クラブ選択に迷う距離では、大きいクラブを持ってゆっくりスイングしてください。
インパクト以降でヘッドスピードがMAXになるように振れとよく言われますが、その意識は必要ありません。むしろ、インパクト以降に減速したほうが好結果になります。
スイングフォームはイマイチかもしれません
どちらかというと手打ちに近い打法のため、美しいスイングを身につけたい願望がある方にはオススメできないかも。
カッコイイスイングフォームには見えないと思います。
あと、弾道が少し低くなり、飛距離が少し落ちるかもしれません。力一杯振ると引っかけやすくなる為ゆっくり振る必要があり、そのせいかもしれません。
ですが大きく曲げて何打も損するより、方向性の優れているメリットは大きいです。
ぜひ練習場でお試しあれ。短時間で見違えるボールが打てます。
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