50代の生き方

離婚して始まった50代からの第二の人生を謳歌するためのマインドを綴ります

老兵は死なず

体中に痛みを感じ目を覚ますと、私は病院のベッドの上にいた。

 

痛みに耐えながら上体を起こすと何本の管が体につながれており、痛みのある部分は擦り傷だらけだった。

 

どうやら私は川沿いを歩行中に、急激に増水して決壊した川の濁流に流されたようで、河川敷に立った立派な木の横で立ったまま気を失っているところを、自衛隊のヘリコプターで救助され、この病院に運ばれてきたらしい。

 

体中の擦り傷は、激しく濁流に流された時についたものだった。

 

退院後、私の所にいくつかのTV局から取材の申し出があった。

 

この大規模な自然災害により尊い命が何百人も失われたのに、奇跡的に助かった私からぜひ話を聞かせてほしいと。

 

川の決壊が発生してから、地元のTV局はリアルタイムでその模様を放送し、私の姿はモザイクがかけられた状態で度々放送されていたようだ。

 

その姿は木のそばで、あたかも立ったまま絶命しているように見えたため、TV局も躊躇したらしい、死体は映せないと。

 

それが一転し、実は奇跡的に生きていたことを嗅ぎつけて、生死を彷徨ったインタビューが取れれば視聴率が取れるかもしれないと目論んだようだった。

 

だが私はすべての申し出を丁重に断った。

 

あの日あの時、私が見て、感じたことは何一つ映像には残っていなかったから。

 

ありのままを熱弁したところで信じてもらえるはずもなく、精神鑑定など勧められるのが関の山と考えたからだ。

 

 

あれからもう何日も経っているのに、自分の右手を見るたびに、あの時の記憶が鮮明に蘇る。

 

病院で目覚めたときは二の腕から指先までの記憶しかなかったのだが、時が経つにつれ、だんだんと思い出してきたのだ。

 

顔は見えなかったが、長い黒髪の華奢な女性だった、、

 

二の腕も細く、指先はまるでモデルのようなきれいな手だった、、

 

なぜここにいるの?と一瞬思ったが、藁をも掴む思いで右手を伸ばした。

 

その瞬間、細い手からは想像出来ないくらい強い力で引っ張られたのを覚えている。

 

その力は、私と同じ、助けを求めるテンションでは決してない、なんとしても助け出すんだと主張してやまない力強いものだった。

 

そんな手と繋がっていた私は、「この手を離さない限り必ず生き残れる。」と根拠のない確信を持った、、

 

 

記憶があったのはここまで。

 

心と身体は同期しておらず、体が先に音を上げて濁流に流されてしまったようで、目覚めたら病院のベッドだった。

 

私は雨が引くまで川の中で耐え続け、最初の一歩を自力で踏み出したとばかり思っていたが、それは何日も昏睡している間に見た夢であった。

 

だが、あの濁流での手繋ぎは、絶対に夢でなんかあるわけがないと信じている。

 

死んでも不思議ではない絶対絶命の状況で手を差し伸べてくれた人。

 

あの日からおぼろげな上半身の幻影と、繋いだ手の圧が頭から片時も離ず、胸を 締め付ける。

 

あいたい、会いたい、逢いたい。

 

もしも願いが叶うなら、その手に両手を添えてこちらに引き寄せ自分の頬に押し当てたい。

 

そして、気がすむまで、生きる希望を与えてくれた手の温もりを感じていたい。

 

【完】

 

 

はてなブロガーのみなさま。

 

ご無沙汰しております。

 

1964製ロックバンド "Rouheizu”[老兵ズ]のリードボーカル

カーペンターyuzoです。(-д☆)キラッ

 

お久しぶりです、、約1ヶ月ぶりでしょうか?

 

いや、もう出戻って来たわけじゃございません!

 

成果を出すまでは帰らないと出て行きましたので

 

今日は、またふらっと立ち寄ってみたというところです。

 

 

タイトルからの冒頭の青字の文、お騒がせしました?

スミマセン。

 

私は何事もなく、ピンピンしております。

 

あれは、七夕の夜に妄想が止まらなくなり、ある人に送ったところ、

周りの感想を聞いてみたらと言われたので、公開してみました。

 

グーグルドキュメントでこしらえたんですが、残ってなくて?

ツイッターからの引っ張ってきたら、青いバックが取れなかった、、

見づらくてスミマセン。

 

なにかと思いますよね、、途中からフィクションだと

気づいて戴いたかと思いますが、これは余興です。

 

物書きになったわけじゃありません。

 

あっ、物書きには変わらないか。

 

どうしてもアフィリエイトブログを極めたく

修行スタートから約45日、ネット界を彷徨っておりますよ、、

 

前回お知らせしたように、↓↓↓

 

www.dkdgnbr79hero-yuzo.biz

 

ワードプレスで新たにブログを立ち上げ、師匠に師事して

現在開店前の仕込みをしているまっ際中です。

 

何の準備もなく、いきなり開店して、商品に自信がないまま

陳列し、さぁ買ってくださいとやってたのが今までの私でした。

 

そのくせ、ブログタイトルはアラ還からの副業ビジネス挑戦って、

笑わせるなって感じ。

 

世の中をナメてましたね、、

 

だから今その反動でメッチャ苦労してますよ。

 

なにしろSEOなんてまるで考えてないブログを書き続けてましたから、、

 

(あっ、今日のブログは、その辺は気にせず書いてます、

たまには息抜きしたいので。) 

 

開店には仕込みが必要。仕込みの出来いかんで開店後に伸びるのかしぼむのか 

ハッキリするらしいです。

 

だから今は自分の悪い癖を指摘されまくって、べそ書きながら

直してます。

 

自己流で長く書いてると、悪い癖が染み付いて、直すのが大変だから

もし将来的に私と同じ道を志すならば、きちんとした師匠に教わった方が

良いですよ、、まあ道半ばの私が言うのもなんですが。

 

私が指摘を受けているのは、SEOを意識して書けてない、見出しにキーワードが入っていないというのは勿論のこと、

 

一つの項目を端的にまとめすぎると言われました。

 

結論はこうです、はい終わりじゃなくて、

 

もっと掘り下げろと。

 

でも、掘り下げるには、その企業様のことを、商品のことをもっとよく知らないと

書けないことです。

 

だから今は企業のHP、商品の紹介、すみからすみまで読み込んでます。

 

1記事書けたら、その企業の従業員より社のこと、詳しいかもしれないです(笑)

 

そうやって丹精込めて仕上げていくので、時間はメッチャかかってます。

 

ちなみに昨日仕上げた記事は延べ17時間!

 

今まで書いてた はてなブログなら、8話くらいは書けてる時間です。

 

それだけ時間を書けたって、この先お金になるかはわからないんだから、

正直きついですよ、、

 

10日位前までは凹んで凹んで、少しやめたくなったくらい、、

 

でもね、貯金通帳の残高見るとね、

泣き言言ってる場合じゃないんだな。

 

やらなきゃ詰むから。結果出さなきゃ詰むから、、

 

それも自分だけじゃないから、、

 

だからなんとかまた離脱せずに帰る事が出来た。

 

こんな感じですね、今の自分の近況は。

 

1年はこのまま頑張って、それでも変わってなかったら

どうしようかな、、

 

自分ひとりだけだったら、なんとか食べていけるけど

そうじゃないからな。

 

まあ、先のことを深く考えるより、今やるべきことを

全力でやることだな。

 

いい歳してと言われても、、

いい歳だからやるんです。

 

人生に悔いを残さないようにね。

 

また気が向いたら寄らせてもらいます。

 

コロナ禍の収束は見えず、また緊急事態宣言発令のようですが

皆様どうかお元気で。

 

またお会いしましょう!