昨日のWBC準決勝戦は、今思い出しても感動したし、何度も再放送されるシーンを見てはいまだに目頭が熱くなるんだけど、、なんなんだこの心境は?
今朝も朝のニュース番組で、昨日の裏話を披露してくれていたんだけど、
9回裏、無死1-2塁で、それまで4打席ノーヒット3三振の村上選手がバッターボックスに入るまでは、バントをしようとまで考えていたと本人が語っていた。
去年、球界最年少で三冠王を獲った彼がである。
それだけ追い込まれ、自身でも追い込んで、不振にあえいでいたのだ。
が、バッターボックスに入る直前に、コーチ経由で監督からの伝令が入った。
「ムネにまかせる」
そうコーチ経由で指揮官である栗山監督から伝令を受けた村上選手は、
思い切っていこうと腹をくくれたとのこと。
そしてセンターオーバー、フェンス直撃のサヨナラタイムリーがさく裂したのだ。
『腹をくくる』
言葉を聞き慣れない若い子ならば、意味がわからないか、物騒な言葉と答えそうだ。
が、昭和の男だったら、仕事中のピンチ等に対峙したときは良く使った言葉だった。
私も例外ではなく、腹をくくって=覚悟を決めて、幾多のピンチを切り抜けてきた。
それなのに最近の私ときたら、定年を来年に控えておじけづき、副業がうまくいかないからと現実逃避の毎日を続けていた。
でもようやく目が覚めた。
うまくいかない副業ジャンルには見切りをつけて、新たなことに挑むことを昨日決めて、新サイトを早速立ち上げた。
作業の進め方は体に染みついている、今まではきっと私にはうまくいかない、相性の良くないジャンルだったのだと思うことにしよう。
もちろん、気持ちが前向きに戻ったからといって、成功が約束されるような甘い世界でないことは百も承知。
でも現実逃避を続けていたって、人生が詰む時間を早めるだけだし、
どこまでいけるかわからないけど、悔いのないように行動しようと思う。
冷静に考えたら私の健康寿命はせいぜいあと15年くらいかもしれない。
人生100年なんて言う人がいるけど、先立つもの(金)がなければ楽しくないと思うので80まで生きられたら十分だよ。
やろう、やってやろう。
自然に死ぬのは仕方ないけど、詰みを認めて逝くのはあまりにも悲しい。
腹をくくって=覚悟を決めて対峙したら、何もしないより結果はマシだろう。
昨日はそんな腹をくくれた縁起の良い天赦日だった。