今朝LINEを開くと、友だち登録していない者から1枚の写真と、一言だけ添えられた「旅」の文字だけが目に入ってきた。
写真は「秩父鉄道㈱」の表記が入った建造物に、おそらく新車であろうロードバイクを立てかけて撮った写真で、聞き覚えのあるイニシャル、秩父鉄道、ロードバイクという情報から、送り主は長男であろう推測がついた。
でも確証はないので、「〇〇〇?」
と名前を入れて送ると、数分して「そう」という返事が返ってきた。
私には息子が二人いるが、次男のほうもLINEは短く、一見そっけない。
やっぱり兄弟だと思った。
次男とは、離婚してからも長期の休みの時にはお泊りに来てくれる関係性が保てているが、長男とは厳しく接してきたため嫌われているのを知っていたし、LINEも知らず、もう2年くらい会っていなかった。
が、昨年末にあるきっかけから再会することが出来、いろいろ話すことが出来たのだ。
体が大きくなったのはもちろんだが、話す内容も大人びていて、親はなくとも子は育つというのは本当だと実感したものだった。
その時の話題に彼は、「ロードバイクが欲しいから、時給のいいバイトにしたんだ。」と語っていたのを覚えており、写真のロードバイクは自分で稼いだお金で買ったのだとすぐにわかった。
うれしい便りだった。
彼には、私を反面教師としてこれからも成長していってほしいと思う限りである。