こんにちは。
今回はハーレーダビッドソンのレンタル第二弾として、ヘリテイジクラシックをチョイスしましたので、その感想を綴りたいと思います。
(注:この記事はすでに閉鎖した別サイトで以前掲載した者をリライトしたもので、出かけた時期は2021年11月となります。)
ハーレーヘリテイジクラシックで息子とタンデムし紅葉の地を目指す
前回紹介したハーレーダビッドソンのレンタルバイクツーリングの第一弾は、ローライダーSの2020年モデルを借り、ソロで茨城県の国営ひたち海浜公園まで行ってきたことをお伝えしましたが、今回は11月の紅葉のシーズンであることから、埼玉県秩父郡長瀞町を目的地としました。
今回は、少しはハーレーダビッドソンのフィーリングを掴んだことからタンデムツーリングに挑戦してみました。
今回選んだレンタルバイクは、ハーレー ダビッドソンヘリテイジクラシックと言って、前回のローライダーSとは趣向が違う、ハーレーの伝統的なスタイルをしたモデルになります。
ローライダーSも2人乗りではありましたが、こちらのヘリテイジクラシックの実車にはセカンドシート後ろにシーシーバー(背もたれ)も付いて おり、タンデムにより適しているであろう判断からのチョイスになりま した。
タンデムライダーには小6の私の次男を誘いました。
彼には私が今年の春から30年ぶりにリターンライダーとなって買ったバイクである、 GZ125HSには度々乗せていましたので、まあ大丈夫だろうと。
ですが、ツーリングの日が近づくにつれ、ツーリング中の寒さに彼が耐えられるのか段々不安になってきました。
自分なら30年のブランクがあるとはいえ、真冬も走った経験がありますし、 体のどこが寒くなるか、どういう対策をすればいいかわかっています。
その点、彼は後ろに乗ったことがあるとはいえ春~夏の暖かい時期に近場の往復だけですし、バイク用の防寒具なんか何も持っていないはずです。
そのため、元妻には当日までに防寒ブーツを買うように、下はタイツを履かせるか、ズボンを2枚重ねするようにとか、何度も連絡をして当日を迎えたのです。
しかし、ハーレーをレンタルする前にGZで彼を迎えに行くと、彼の足元はブーツではなくスニーカーで、ズボンも重ねて履いている様子はなく、タイツさえも履いていない状態でした。
不安なまま彼をGZの後ろに乗せ、 ハーレーショップへ向かったのでした。
防寒に役にたった30年来のスグレもの
ハーレーショップに着くと先に精算を済ませ、バイクの機能説明を受けま した。
鍵付きの左右サイドバイクは大容量で手荷物はすべてその中に納める事が出来ました。
このサイドバックのおかげでETC本体も外にむき出しにはならず、ボックスの中に収められたていました。
あとローライダーSと違う点のヘッド ランプの両脇にフォグランプが付くこと、クルーズコントロールが付く こと、ギヤチェンジレバーがシーソーペダルになっている点の説明を受けて、いざ出発となりました。
走り出し早々です、左足の足の置き場に困りました。
シーソーペダルとは、通常のギアチェンジペダルの他に踵側にもペダルがあるため、慣れないと足の置き場がわからないのです。
さらに、そのシーソーペダルを試して踵でペダルを下へ押し下げシフトアップしてみましたが、かなり違和感がありました。
慣れの問題なのでしょうが、私にはペダルを通常通りに上へ押し上げてシフトアップしていく方が楽でしたね。(笑)
数キロの下道走行を経て外環道に入りました。
合流に際しフル加速はしませんでしたが 、ローライダーSより排気量が小さいとはいえ、1746CCの加速は十分過ぎる ものでした。
ソロツーリングなら、もっと先で最初の休憩は取るのですが、次男を気遣い、 同じ外環道の新倉PAに入って様子を聞いてみました。
すると案の上、寒いと。
そこで私がインナーに羽織っていた、購入からゆうに30年は経つであろう、クシタニ製のインナーベストを着させました。
マジックテープで簡単に着脱が出来、バイクを一度降りたのちも冬のゴルフに重宝に使っていた物ですが、また30年の時を経てツーリングに使うことになるとは、、人生ってわからない。
彼の寒さが緩和されることを願いつつ、本線に戻りました。
本当の敵は寒さではなかった、それは渋滞
関越道の練馬入り口周辺まで進むと、かなりの交通量で、その先で起きている渋滞を示す電子掲示板を見て不安が増長するのでした。
交通量が多いとはいえ、停まることなく走行していましたが、それも所沢辺りで終わりを遂げました。
大渋滞です、掲示板には渋滞区間25キロと表示されていました。
皆コロナの緊急事態宣言が明けたあとの紅葉狩り日和の好天となったため観光地へ繰り出したのでしょう。
頭の中で、MYバイクでのソロツーリング では全く発想出来ないことを何度も自問自答していました。
「続行できるか?いや、この計画は中止するべきだ、、こんなペースじゃとても定刻までにバイクをショップに返却出来ない。」
そう考えつつも、時々渋滞の車線のセンターを走ってみたりして、少しでも先を急ごうと悪あがきを続けていましたが、ついに高坂SAを前にして決断をし、休憩を兼ねてSAへ 入りました。
そこは、コロナの緊急事態宣言発令期間中では考えられない数の人で溢れかえっていました。
皆、宣言の解除を心待ちしていたのでしょう。
ここで私は、息子に残念なお知らせを切り出しました。
一瞬嫌な顔を見せたものの、私の決断に彼も同意してくれました。
MYバイクでソロツーリングだったなら、帰宅時間は夜になろうと続行したでしょう が、今日ばかりは諦めるしかありません でした。
慣れないバイクに息子まで乗せています。
残念でなりませんでしたが、時には引く勇気も必要と自分に言い聞かせ、 東松山インターで引き返しました。
反対車線の渋滞を眺めつつ、上り車線はすこぶる快調に走行が出来ました。
時々クルーズコントロールを試して みましたが、あまり気持ちのいいものではありませんでした。
バイクは体がむき出しで走る乗り物 ですから、右手の手のひらでバイクのスピードをコントロールしている感覚を私は外したくない派です。
行きでは通過した三好PAに立ち寄り、ランチを取りました。
本来ならば、目的地に着いている時間になっていましたので、はなから計画は無謀だったのかもしれません。
30年前に仲間とツーリングに行っていた頃は行きに渋滞にハマることは 皆無でしたが、それもそのはず、毎回 あの頃は早朝に地元を出発していたのです。
かたや、今回はそれより4時間も遅く出発しているのですから無理もありま せんね。
食後は、時間に余裕がありましたので、 外でハーレーと写真を撮りながら息子と話をしました。
暫しの休憩後の本線上に戻り、計画を中止をしたことで予想以上に彼を早く自宅へ送り届けることが出来ると安堵しましたが、実はまだ波乱があった のでした。
食後に走り出したあたりから、幾度となく息子の体が私に当たるのでミラー 越しに確認すると彼は半分寝ていたの です!!
時々右にかなり上体がもたれることもあったので、都度、彼の太もも辺りを数回右手で叩き注意を促しました。
それでもそのあとも何度もそれは続いたので、叩くと同時についにヘルメットの中で彼の名を大声で叫んだら、ようやく収まったのでした。
出発前は寒さのことばかり気にしていましたが、まさか、タンデムシートで居眠りをされるとは予想も出来ませんでした。
走行中に後ろの車が車間を開けて走っていた理由がわかった気がしました。
バイクから子供が落ちることを想定していたのかもしれません。
その後は居眠りすることはなく無事高速道を降り、自宅近くのコンビニに寄った時に、どうして居眠りしたのかを尋ねたところ、
「ただ乗ってるだけで何もすることが なく、空を見てたら眠くなったんだ。」 と、子供らしい意見が返ってきましたが、もう彼をツーリングに誘うことはやめようと思いました。
時間内にバイクが返却出来そうになかった理由より、むしろこの理由から今回のツーリングは途中で引き返して正解だったと思いました。
事故にならずに本当に良かったと思い ます。
ちなみに後から知ったのですが、体の小さい子供をタンデムさせるときには、赤ちやんをおんぶする時に使う抱っこひものバイク版があるのです。
総走行距離は185キロで、 燃費は26.1Km/Lを記録しました。
往復路とも80キロ巡行を続けたこと が高燃費につながったようです。
ハーレーダビッドソンのレンタルバイク紹介
憧れのハーレーダビッドソンはネットで予約が完了します。
ハーレーは買えないけど乗ってみたい、 購入予定があるが一日時間をかけて試乗してみたいといった人にはお薦め です。
ちなみに今回私がレンタルした ヘリテイジクラシックの2021 モデルは
8時間で21,100円、 プラス車両補償料3,800円の 24,900円でした。
この値段を安いとみるか高いとみるか 、それは貴方次第ですが、月に一度の ツーリングならば維持費を考えた時、 また、レンタルならば常に新しいモデルに乗れることを考えると悪くないと私は考えます。
購入することで叶うカスタム化することはさすがに出来ませんがね。
買えないけれどハーレーダビッドソンに乗ってみたい人にはぜひお薦めしたい です。
※最後に、現在、主に書いている婚活ブログも継続中です。
宜しくお願いいたします。