- ハーレーダビッドソンのレンタルバイクがあった!
- ハーレーダビッドソンの今時の事情を聞き驚く
- ハーレーダビッドソンの洗礼を早々に受ける(´;ω;`)
- ハーレーローライダー高速道路で本領発揮
- ハーレーダビッドソンと共に30年ぶりの『ヤエー』体験
- ハーレーへの片思いが35年で終わった日が暮れる
- ハーレーダビッドソンのレンタルバイク紹介
こんにちは。 カーペンターYUZOです。
今回は婚活から離れて、私の少ない趣味のひとつ、
オートバイを紹介させていただきます。
(この記事は2021/10に他ブログで公開したものを
リライトしたものです。)
原付の免許を取ったのは17歳だから、デビューと
しては少し遅咲き。
というのも当時の高校生はバイク3ない運動という
施策により乗る事が厳しかったから。
本来ならば、免許を取る事さえ禁止されていたの
ですが、内緒で免許を取りに行き、人目を忍んで
は乗っておりました。
社会人になってからは誰に遠慮することもなく
排気量を250から400CCに上げ楽しんでいましたが、
そこまでくると更に上を目指したいのが人の常。
排気量無制限で乗れる自動二輪の大型免許が欲しく
なったのでした。
でも当時はまだ自動二輪の大型免許は教習所
で取ることは出来ず、試験場での通称、一発試験
を受けるしかなかったのです。
で、苦労に苦労を重ね、ついに22歳の時に試験に
合格し、早速ナナハンを購入しました。
初めて買ったナナハンがコレ。
スズキのVS750イントルーダーでした。
それまで国産のアメリカンバイクというと、
エンジンはスポーツバイクと共通で、
ハンドルをアップハンドルに、
シートは段付きタイプにしてアメリカンです!
と売るのが当たり前でした。
ところがです、このイントルーダーから
明らかに潮目が変わったのです。
国産メーカーが本気出してきたぞみたいな。
でもですね、所詮は本家ハーレーのマネっこ
に過ぎませんでした。
車格も音も本家には遠く及ばなかったの です。
それ以来いろんなバイクに乗りましたけど、
ココロの根っこには
「いつかはハーレーダビッドソン」
という思いがあったのでした。
それからの車歴は、カワサキGPZ750R、
ヤマハSRX-6、ヤマハFJ1200と乗り継ぎ、
私のライダー第一章は一旦幕を閉じたのでした。
ハーレーダビッドソンのレンタルバイクがあった!
それから30年です。
離婚を機に再び30年の時を経てまたバイクに
乗ることを選んだ私。
というのも、離婚時にクルマは向こうに渡して
しまって日常の足がなくなり不便だったからです。
単なる足になるハズのバイクでした。
ところが、ボケ防止に選んだギア付きバイクは、
ティーンの頃に熱中したハートに30年ぶりに
火をつけてくれたのです。
単なる足使いから昇格して、走りを楽しむように
変わっていきました。
そんなある日のことです。
Twitterでハーレーダビッドソンのレンタルバイク
があることを知ったのでした。
買えやしないけど、レンタルすれば 何時間かは
ハーレーオーナーになれるチャンスが到来した
のです。
早速詳細を調べると、レンタル出来るショップ
は同じ市内にありました。
ショップを訪ねてみることに。
ハーレーダビッドソンの今時の事情を聞き驚く
20代の頃なら、恐れ多くてとても入れなかった
敷居の高そうな雰囲気のショップでした。
店内を覗いているとスタッフが声をかけて
くださり、それがなんと店長さんでした。
年齢が比較的近かったので意気投合してしまい、
1時間位話し込んでしまいました。
そこで聞いた今時のハーレーダビッドソンの事情を
披露しますと、
ハーレーダビッドソンはすぐ壊れるっていう
イメージはもう過去の話だと。
燃料供給方式はキャブレターからインジェクション
に今から15年くらい前、 2006年あたりで変更され、
エンジンだって気難しいことなく、普通に始動すると。
購入にあたり選ぶ基準は、自分が見てカッコいいと
思うモデルにした方がいいと。
実用性とか考えて乗るバイクじゃないからと。
(まあその通り。)
さらに大は小を兼ねるっていう言葉があるが、
排気量は一番大きいのにした方がいいと。
ちなみに現在の最大排気量車は1868CC!
もあると聞き驚きを隠せませんでした。
(※2022年モデルでは1923CCになりました)
そして今はコロナの影響で、本国では作る人も
運ぶ人も不足しているため、新車の納期は遅く、
相当待つと。
その反動で今、中古車がメチャ高くて新車より
高い!なんて話も聞いてしまいました。
ショップにはその時、レンタルバイク用 の
ローライダーS(2020年式)の実車がありました
ので、エンジン音を聞かせてもらいました。
何とエンジン始動にはスマートキーを 採用! (車か!)
イグニッションONにすると、燃料タンク上に設置
されたスピードメーターの指針が 一旦振り切った
あとに元に戻る軽自動車みたいな仕掛けになって
いました。
各部品にもクラシカルな様子を想像していただけに
今時のハーレーダビッドソンの予想外のハイテクぶりに
更なる驚きを隠せませんでした。
エンジンが始動すると、マフラーはノーマルなので
音は控えめではありましたが、重低音のハーレー
サウンドです。
帰りにお土産としてハーレーの分厚いカタログを
貰って帰り、自宅で早速レンタル予約を行ったのは
言うまでもなく、さきほど目の前にしていた
ローライダ ーSを予約したのでした。
ハーレーダビッドソンの洗礼を早々に受ける(´;ω;`)
レンタル当日、外は快晴の絶好のツーリング日和と
なっていました。
10時の開店は待ちきれず、1時間前にはショップに到着。
店内で先に会計を済ませて、ハーレーの取り扱い説明を受けました。
ETC車載器の取り付け位置を説明戴いた のですが、
いまや当たり前となったETCも30年前は無かった
装備なので不思議な感じがしました。
ウインカーは左右別になっているので、 慣れるまで
時間がかかるかもと言われたこと、サイドスタンド
は跨った状態で出し入れした方がいいとレクチャー
を受けました。
あとは手荷物を固定して出発でしたが、
ローラーライダーSには思いのほか、ネットを
ひっかける箇所がなく苦労しま した。
荷物の固定後、いよいよ出発です。
右折で出たのですが、エンジンの低速トルクが半端
じゃなく、わずかなアクセル操作で予想以上に前へ
出ていくので、いきなりオーバーランしてぶつかり
そうになりました。
ポジションも私の体形に合っておらず、シートバック
に当たるように座ると両手は伸び切り、その一方で
両足はかなり前にステップがあるので、非常に違和感
を覚えました。
スタート早々にハーレーダビッドソンの洗礼を
ここまで受けるとは全く想像していませんでした。
「こんなバイクに8時間も付き合えない、 到底自分
には扱えないよ。」
瞬時にそんなネガティブ思考が頭をめぐりました。
ハーレーローライダー高速道路で本領発揮
でもレンタルした以上、何とかせねば なりません。
気を取り直し、信号待ちの間に最適なポジションを
探りました。
そうしたところ、かなり前に座ればハンドルに
添える両手にも余裕が生まれ、太ももの内側で
燃料タンクもニーグリップ出来、何とかなりそうな
予感を得ました。
国産のバイクにしか乗った事がなかった私にとって
このハーレーの足の置き場(ステップ)がグッと
前にあるのは驚きました。
きっとアメリカ人の体形からくる作りなんだと
思います、向こうの人は180㎝以上が普通にある
じゃないですか、足も長いし。
その点こっちは身長も足の長さもコンパクトなんで。
あと、低速トルクについては、ハーレーを水泳選手に
例えたらですね、ひとかきが凄いんです。
グッと前に出るから、直進中はいいですけど、
右左折時は慣れるまで気をつけないとヤバいです。
ひとかきで、想像以上に前へ出ますから。
一路、常磐自動車道を目指して車の流れの良い
高架下を走ります。
ある程度の速度で走れればこっちのものです。
さっきまで持て余していた巨体(308キロもある)
は軽快に走ってくれました。
鬼のような低速トルクも、青信号からのスタート
加速、進路変更など、上手に使えば長所となって
機能してくれました。
ハーレーダビッドソンローライダーと人馬一体に
なってきたことを感じつつ、いよいよ常磐自動車道
へと入路。
本線への合流で、その日最大のアクセルを開けました。
上体が後ろへのけぞる程の加速感は、まさに暴れ馬の
突進を彷彿させました。
中央車線から追い越し車線へ出る時など 、トップギア
からギアを落とす必要は全くありません。
右手のアクセル操作だけですべて事足りてしまうのです。
大排気量車ハーレーダビッドソンの本領発揮です。
私は思いました、スピードメーターは220キロまで
目盛りが表示されていましたが、免許証と場合に
よっては命も失う覚悟があれば、きっとそこまで出るに
違いないと。
試す器量はさらさらありませんが。
ハーレーは遅い?
それははるか昔の話でしょう、今時のハーレーは
とんでもなく速いです!!
ハーレーダビッドソンと共に30年ぶりの『ヤエー』体験
SAでの休憩中にハンドル周りにスマホのスタンドを設置し、
スマホにナビを表示させ案内させましたが、今どきの
スマホナビは秀逸ですね、迷うことなく目的地に着くこと
が出来ました。
今回の目的地は、茨城県の国営ひたち海浜公園。
良く調べないで行ってしまったので、 有名なコキアは
咲いておりませんでした。
園内でひたち牛のお弁当に舌鼓をうち、30年ぶりの
ツーリングは後半戦に入り ます。
行きで使用した常磐高速道にはいきなりのらず、
海沿いのR51を南下するルートを選択しました。
今朝はあれだけ手こずったじゃじゃ馬の
ハーレーダビッドソンも、すっかり言うことを聞いて
くれるようになっていました。
気持ち良くシーサイドを流していると、 反対車線から
団体が走ってくるのが 確認出来ました。
ハンドルから手を離して大きく手を振ってる人もいます!
30年前ならライダー同士がすれ違いざまに交わす挨拶
をピースサインと呼んでいたように記憶していますが、
現在はこれを『ヤエー』というらしいですね。
こちらも自然と左手をハンドルから離し、思いっきり
手を振ってしまいました!
30年前、頭の中、鍵のかかった場所から少しずつ
楽しかった思い出が蘇ってきます。
ハーレーへの片思いが35年で終わった日が暮れる
運転に慣れてきたので車上で少し遊んでみましたが、
タンデム用のステップに足を乗せて運転するのもあり
ですね。
低速トルクがたっぷりあるので、ある程度速度が出て
いればギアチェンジの必要を感じないので。
それから、このシートはツルツル過ぎていただけません。
もし購入したらシートは、いの一番にカスタムして、
滑り止めの効いた素材に、かつ、体形にフィットした
位置にシートバック(隆起した部分)がくるように
オーダーしたいものです。
人馬一体を楽しんでいるうちに常磐高速道へと再び
入りました。
ハーレーダビッドソンとのツーリングの終盤は、
行きより明らかに交通量が増えていました。
やがてノロノロ状態となり、渋滞が訪れたため、
予定を変更して常磐高速道から一般道に出たのですが
そこでも渋滞にハマり、ハーレーではすり抜けは
出来ないため 、大人しく車列に交じってノロノロ
運転を強いられました。
そこで気が付いたこと。
渋滞時はエンジンからの放熱がさすがに大きいですね。
10月だったからよかったものの、夏真っ盛りの時は
きついかもしれません。
それから、ノロノロ運転時の車体の直進性が素晴らしい
です。
マイバイク(GZ125HS)ではフラフラしてしまうところ、
ハーレーはビシッと、どこまでも一本橋の上をトレース
出来るのではと思うほど安定していました。
燃料の満タンは、ショップ近くで行ったのですが、
タンクを満タンにするにはコツがあるようです。
(満タンまでの終盤は少し入れては待ち、少し入れては
待ちして、口近くまで入れないと燃料計を振り切らず)
結局ツーリングの終盤は渋滞にハマり、 後半の計画
は崩れ、返却したのはリミット5分前となっていました。
総走行距離は約280キロで、 燃費は21.34Km/Lを
記録。
ハーレーの燃費の良さには驚きました。
こうして私のハーレーへの35年に渡る片思いを
終わらせてくれた日は暮れていきました。
ハーレーダビッドソン万歳!!!!!
ハーレーダビッドソンのレンタルバイク紹介
憧れのハーレーダビッドソンのレンタルはネットで予約が完了します。
ハーレーは買えないけど乗ってみたい、 購入予定があるが
一日時間をかけて試乗してみたいといった人にはお薦めです。
ちなみに今回私がレンタルしたローライダーSの
2020モデルは、8時間で21,100円プラス
車両補償料3,800円の24,900円 でした。
免責金は10万ですから、レンタルするときはそれなりの
覚悟も必要ですね。
このレンタルのお値段を安いとみるか高いとみるか 、
それは貴方次第ですが、少なくても私には35年も片思い
していた相手だっただけに、お金に換えられない幸福感が
味わえました。
私のツーリングはおそらく今後も月一でしょうから、
であれば、ツーリングの都度レンタルした方が購入した時の
コストを考えると安上がりではないかと思います。
常に最新モデルがとっかえひっかえ乗れますからね。
まあ、カスタムはさすがに出来ませんが。
とにかくハーレーダビッドソンファンならばこの制度を
利用しない手はないと思いますよ。