前回、事前審査3回、本試験6回目でようやく限定解除を果たしたところまで回想しました。
その後は当然のようにナナハン(排気量750CCのバイク)を手に入れます。
ですが、選んだバイクは今までの路線とは一線を画すものでした。
- パソコンもスマホもなかったけれど、緩くて自由で熱かった昭和
- 限定解除を果たして初めて手にしたバイクは別ジャンル
- それまでの人生で初めてカタログキャッチコピーに心躍った瞬間
- ナナハンのパワーを甘くみていたか、初走りで転倒してしまう
パソコンもスマホもなかったけれど、緩くて自由で熱かった昭和
昨年の5月から令和という新しい時代が幕開けし、昭和を引き継いで31年続いた平成はその幕を閉じました。
前回の東京オリンピックイヤーに生誕したカーペンターyuzoは【懐かしの昭和】が大好きでした。
まだパソコンもスマホもなかったけれど、すべてが緩くて自由で熱かった時代ー昭和。
【昭和61年】遊び編
限定解除を果たして初めて手にしたバイクは別ジャンル
限定解除後は当然のようにナナハンを物色し始めます。
流れからいけば仲間のCB750Fのようなロードスポーツ路線へいくはずでしたが、
そんな時あるカタログのキャッチコピーに出会い、目が釘付けになります。
もう34年前のカタログが未だに保管してありました、これです ↓↓
それまでの人生で初めてカタログキャッチコピーに心躍った瞬間
カタログの表紙をめくると
男は贅沢な生きものである。の見出しではじまるキャッチコピーが記されていました。
その瞬間です、次はこれしかないと。
バイクに乗り始めた頃からいつかはハーレー(ハーレーダビッドソン)という思いが心の片隅にあり、その思いがこのカタログキャッチコピーを目にした瞬間に引き出された感じでした。
当時としては一番ハーレーのスタイリングに似ていたバイクだったと思います。
ナナハンのパワーを甘くみていたか、初走りで転倒してしまう
バイク屋さんから納車を告げられ、取りに行った日のことです。
一通りの手続きを済ませ、新車のイントルーダーに跨りバイク屋さんから自宅までの走り慣れた道をいつものように走り、交差点に入りました。
右に車体を軽く倒し、アクセルを開けたその時です。
後輪が空転したと思ったら視界に見慣れない構図が飛び込んできました。
「ガッシャーン」
転倒してしまいました。何故?という驚きと恥ずかしさとで直ぐにバイクを起こし路肩に寄せました。
プラスチックの一部は破損し、ピカピカのエンジンにはこすり傷をつけてしまいました。走行わずか1キロ足らずで傷ものにしてしまいました。
そんなに車体を深く倒し込んだわけじゃなく、アクセルだって大きく開けたわけじゃないんですが転倒してしまいました。これがナナハンの底力かと考えたら背筋がちょっと寒くなったことを覚えています。(つづく)