春の陽気の中、家族3人でオヤジの墓参りに行ってきました
先日、実家に強制送還された記事を書きましたが、その際にオヤジの墓参りも済ませてきました。29日が月命日だからです。
オヤジが眠るのは実家のある同じ市内の閑静な場所。今日も人影は少なく落ち着いた気持ちで墓参りができました。私は勿論のこと、親族一同お気に入りの霊園です。
実はその墓所を買うにあたってエピソードがあるんです。
当初は合同墓所に申し込みをすることが決まっていました
2017年の夏でした。
もうオヤジが亡くなって一年以上も経つのに私達は墓所を決めておらず、遺骨は仏壇の中でずっと保管していたんです。
でももういい加減ちゃんとしないとねという話になり、都営八柱霊園の合同墓所を申し込みすることになりました。
合同墓所とは単独で墓を持つのではなく、その他大勢の人と一緒の場所にお遺骨を保管する形態で、墓守がいない方や、特にこだわりが無い方が選択されるケースが多いようです。
生前父は御影石のこういう形のがいいとか言っていたことがありましたが、亡くなった以上、残された人の意見をまとめて結論を出そうということになり、合同墓所を申し込むことにきまったのです。
私の夢枕に立ったオヤジ
ところがある日、眠っている私の夢枕にオヤジが立ったのです。
そして、なぜか墓を指差し、しきりに何か言ってるようでした。
『何だよオヤジ、声が小さくて聞こえないよ‼!』
そこで目が覚め、見た夢の意味を考えてみました。
『オヤジは合同墓所に入れられることを納得しておらず、自分だけのお墓に入りたいことを伝えに来たんじゃないのか?』
そう考えたら墓一つ立ててやれない自分が情けなくなり涙が出てきました。
その日は仕事がありましたので帰宅後に実家へ電話し、やっぱりオヤジの墓を立ててやりたいと訴えました。
すると、今日日中に申し込みを済ましてきたと言われたのです。
オヤジが夢枕にたったのは早朝です。
合同墓所を申し込みされるのを阻止したくて現れたのではないでしょうか。
それがハッキリとわかった以上、まず合同墓所申込みの取り下げをし、(取り下げは電話では済まず、新宿区歌舞伎町まで出張って取り消してきました。)
同じ八柱霊園でも個人墓所の申込みに切り替えて抽選結果を待ちました。しかしながら、あえなく落選。そこで毎週霊園探しに奔走し、ついに信頼出来る墓石やさんを見つけ、遺骨を墓の中に移動できたのがオヤジの3回忌を行った2018年3月でした。
オヤジの墓前で誓った約束
墓前で私はオヤジに語りかけました。
「なあオヤジ。これから半年間 人生を賭けて挑戦するから見守っててくれ。そして、いずれは私もそっちに行くことになるが、ガッツリ稼ぐまではどうか呼ばないでくれ。」
今晩、待望のスクールが開講となります。もう一心不乱に走り続けるしかありません。